第2回イングランド スカウティング講習会

QPRアカデミーダイレクターのリチャード・アレン氏による

スカウティング講習会を昨年に引き続き開催しました。

イングランドではクラブ関係者が受講する内容ですが、

日本で特別に実施していただきました。

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まずはQPRのチームや哲学などや自身の経歴などを紹介。

アカデミーは、QPRの頭文字を取って、

『Quality』『Performance』『Results』を大事にしているそうです。

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受講者の方にはただ話を聞くだけでなく、タスクを行ないながら学んでいきます。

スカウトマンにとって大切なものは何か?

9つ考えて、それを優先順位を付けて上から1−2−3−2−1と並べていきます。

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グループに分かれて行ないましたが、「情熱」が1番と考えるグループと

反対に下の方に「情熱」示したグループがあったり全く違う内容になり、

参加者それぞれ色んな考え方がありました。

みなさんの知識、考え方にQPRの哲学がでどう融合していくか楽しみです。

 

また、成長期の選手をスカウトする際の注意事項なども学びました。

誕生日、成長期などを考慮しなければいけません。

下の写真を見てどう感じますか?

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誕生日はほぼ同じです。

明らかに左の選手の方がフィジカル的に過ぎれているのは一目で分かります。

 

でも、左の選手は10代のときは活躍しましたが、プロとしては活躍できませんでした。

右の選手は20歳頃から活躍し始めて、リヴァプールに入団した某選手です。

イングランド代表として、ワールドカップにも出場する選手に成長しました。

 

ただ、試合を見て、そのときの活躍だけでスカウトするのではなく、

様々なデータを見て、5年後どうなるかまで見据えていかないといけないのです。

 

また、試合を観戦する際も考慮しないといけない点があります。

例えば、サイドバックの選手がオーバーラップを積極的にしなかったとします。

それを見て、スカウトマンがその部分をマイナス評価を付けてしまうことがあります。

でも、監督の指示でその試合だけそういう指示が出ていた場合があります。

1試合だけを見て判断するのは難しいことなのです。

その日の対戦相手が強過ぎたり、弱過ぎた場合も適切な評価をすることは難しく、

そういった背景も考慮しないといけないのです。

今年の講習会は実技も行ないました。

QPRアカデミーで実際に行なっているトレーニングを紹介してくれました。 DSC_3792

 

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1つメニューを紹介します。

3人組になり、1人が必ず2人の線上の間に入るように動きます。

外側の2人は真ん中の選手を惑わすように動きます。

慣れて来ると真ん中の選手はドリブルで行ないます。

外側の選手にもボールを持たすことで全員がボールコントロールの上達にも繋がります。

他にもアカデミーで行なっているトレーニングを3つ紹介してくれました。

どれも子どもたちが楽しみながら上達できる内容でした。

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日本では馴染みのないスカウティングについてですが、スカウトマンだけではなく、

コーチにとって必要な知識が満載でした。

日本にも少しずつスカウトの文化、知識が根付いていけば幸いです。