アーセナルのアカデミーコーチLee Smelt氏によるGK講習会を3日間で開催しました。
日本では専属のGKコーチがいるクラブがまだまだ少ないのが現状です。
今回の講習会でも、チーム事情でGK経験者ではないが指導する機会がある方や
まだ現役の選手も自らのレベルアップのために参加されていました。
ウォーミングアップでもGKの動きを取り入れます。
そして、コーチは簡単なアップの中でも選手のコーディネーションを見ていきます。
トレーニングは基礎から始まります。キャッチの手の形を身につけます。
小学生は両膝を地面に付けた状態で指導します。
1対1のシュートストッピングの正しい姿勢をトレーニングしました。
正しいポジショニングでセットして、正しいフットワークを行なうことを
何度もコーチングしていました。
そして、ボールに対して、キャッチなのか、カップ、パリー、ディフレクト、
どのテクニックを使うのかという話を繰り返し話していました。
Lee氏は1人1人の細かい癖や動きを見逃さず、的確に指導して修正していました。
短い言葉で分かりやすく伝えるところは、やはりアーセナルのコーチですね。
声の掛け方も非常に勉強になりました。
基礎で学んだことを意識しながら、DFを入れてのラインコントロールのコーチング、
バックパスの処理、ハイボールの対応など様々な場面のトレーニングを行ないました。
Doの確保がしっかりされていたので、指導者講習会ですが、プレーする機会がたくさん
与えられて濃い3日間となりました。
最後は3日間のおさらいとして、グループワークを行ない発表してもらいました。
今回の講習会で得た新たな知識、トレーニングを使い、受講者の皆さんの指導によって、
1人でも多くの優秀なGKが育ってもらえたら幸いです。