ブラジルフットサルコーチライセンス取得の講習会を開催。
3年目の今回は大阪での初開催となりました。
今年もバウミール監督が講師を務めます。
通訳はフットサル元日本代表の岸本武志さんが担当しました。
まずはブラジルでは1週間どういう流れでトレーニングが行われているかを説明。
フットサルに必要な4つの要素は
・テクニック
・フィジカル
・戦術
・精神面
と解説してくれました。
フットサルのトレーニング、考え方のベースを理解して実技に入ります。
現在ブラジルでは静止してのストレッチは良くないと言われており、
動きながら筋肉を伸ばしていくものに変わってきています。
色々なバリエーションを伝えてくれました。
フィジカルの要素も強いため、どこの筋肉を使っているのか、
また、試合のどの場面で使う筋肉なのかを考えながら行うことが大切です。
1日目にはジュニア年代の選手を招いて、バウミールの指導を受けてもらいました。
講習会では大人が実技をするので、トレーニングはスムーズに進みます。
しかし、実際に学んだことをチームに持ち帰っていざ子供達に指導したときに
リアクションが違うことは私の経験で何度もありましたので、
指導しているところを外から見る機会を作らせていただきました。
子供達もストレッチは止まってではなく、動きながら行いました。
ボールを使ったトレーニングでは1対1から始まり、2対2、3対3と
ゲームに近い形で進めていきます。
バウミールはブラジルではただ紅白戦をするということはないと言います。
必ず、何かルール付けをして行うとのことです。
今回は子供達に目的はゴールということを何度も強調していました。
テクニックも高く、ドリブルの技術は素晴らしかったですが、ゴールの意識が薄く、
ドリブルのためのドリブルになっているとバウミールは話していました。
2日目はより実戦的な戦術、カウンター、ゴレイロの実技を行いました。
ゴレイロについてはポジショニングや腕の使い方を指導。
ゴレイロコーチもしていたことがあるバウミールだけあって
細かいところまで伝えてくれました。
最後は攻撃、守備の形を学び、実戦形式の中で2日間の講習会で
学んだ動きを使いながら行いました。
初めて会った方々でしたが、講義を通して戦術、ルールを共通理解できたので、
良い連携が出る場面が増えていきました。
これをチームで毎回練習していけば、かなり精度は高くなることは
受講された皆様は実感していただいたことだと思います。
ブラジルだからといって、日本と違った戦術をしているのではなく、
基本的なことを精度を高めるために日々トレーニングをしているとのこと。
ただ、選手は同じことを続けることで飽きてくることもあるので、
トレーニングの大切さを伝えたり、モチベーションを上げるように
組み立てていくことが監督の役割だと話しました。
最後にバウミールが受講者の方々に伝えてくれたことが大切なことで、
30年フットサルの仕事をしている彼でも毎日勉強をして、
いろんなジャンルの本などを読んで学んでいるそうです。
コーチは日々学び続けなければならないと話してくれました。
日本のフットサル発展のために日々勉強していきましょう!