スペインのANEF協会からホセ氏、ラウル氏を招いて講習会を埼玉にて実施しました。
モニトールはスペインで受講する際は約50時間が掛かります。
もちろん、スペイン語を理解していないと話になりません。
日本初開催のモニトールですが、5日間(40時間)ギュッと凝縮して行ないます。
もちろん、通訳が全日程に参加します。
つまり、スペインに行くことなく、日本で受講してスペインのライセンスが取得できるというわけです。
この『モニトール』という資格は日本でいうところのD級くらいにあたる
フットボールの基盤となるものです。
そこから、レベル1、2、3(日本のS級に相当)を受講できます。
モニトールを取得していなくても、レベル1を受講することは可能ですが
レベル1では約200時間の受講が必須となります。
モニトールの基礎を学んでおかないと理解しづらい内容も多いため、
順番に受けることがスタンダードとなっています。
今回の講習会では、20時間の講義と20時間の実技を受講していただきました。
技術的な要素はもちろんですが、怪我やメンタルなどの医学的な内容も学ぶことができます。
中でもスペインのキーパートレーニング映像に日本の指導者は「オオッ!」と声をあげていました。
何が凄かったかは、参加者だけの特権です笑
実技では、各自に与えられたテーマでトレーニングメニューを考えて、
披露するという課題が与えられました。
色んな地域から指導者が集まっているため、スペインのコーチだけでなく、
日本のコーチからも学ぶことはたくさんあります。
このような場でオープンマインドで取り組むというのは大切ですね。
日本との指導方法の大きな違いは、最初にテーマやポイントを話すということ。
日本の指導では、選手に考えさせる進め方が主流です。
こういったスペインの取り組み方の違いを、日本での指導にどのように
取り入れていくかを考えていかなければなりません。
ホセ氏も話していましたが、自らの知識をみなさんに伝えに来たが、
彼らも日本の知識を勉強しに来たと言っていました。
『指導』に正解はなく、常に進化していっています。
だからこそ、常に学び続けなければなりません。
IFCOでは『世界の学び』をこれからも提供し続けていきます。