本日はゴールキーパーコーチのための講習会を行ないました。
講師は前日に引き続き、ミゲル氏が担当。
彼はスペインサッカー協会での講師なども務めています。
実技ではまずキャッチングの基本的な形から始まりました。
子供のときから徹底していくことが大切です。
お互いボールを引っぱり合って正しいキャッチングを身に付けていきます。
上の写真のように正しいポジショニングをすることがポイントです。
シュートする選手を支点に三角形を作り、その真ん中に立つこと。
これはゴールのサイズが違っても、相手の利き足が変わっても基本は同じ。
ただし、上を越されない為に前後の距離は注意をしなければいけません。
日本では広いピッチが使えるクラブは少ないという環境を伝えたところ、
キーパーのトレーニングは写真のような狭いスペースがあれば可能だと話しました。
実際に小学生〜中学生のGK専門の選手を招いてのトレーニングを実施しました。
基礎的な部分はもちろん、ゲーム性を入れたトレーニングも行ないましたが、
終始、試合をイメージして、強度、スピードを求める声掛けをしていました。
でも、疲れさせることは違うとミゲルコーチは強調します。
あくまで楽しむ中でハードワークを求めるということです。
昨年のモニトールでも出てきた話ですが、スペインではフォーメーションのシステムを
表現する際は、「4−4−2」ではなく、『1−4−4−2』とGKを数に入れます。
GKというポジションはそれくらい重要なものと選手には伝えないといけません。
スペインでもGK専門スクールが人気になってきたと話していました。
日本でもそのようなサッカー文化が根付いていけば、GKを目指す
子供たちがさらに増えていくことでしょう!